人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け

人生を決める「ありがとう」と「すみません」の使い分け

「ありがとう」と「すみません」という言葉を、あなたはどれくらい使っていますか?

仕事やプライベートの人間関係において、このようなたった一言が誰かを幸せにしたり、トラブルを防いでくれるのです。ただし、大切なことはその言葉が適切に使われ、相手にしっかりと想いが届くこと。

客室乗務員時代の経験を交えながら、「ありがとう」という感謝の言葉と「申し訳ございません」「ごめんなさい」「すみません」という謝罪の言葉が人とのかかわりにおいていかに大切なことかを紐解いていきます。

章立て

はじめに

第1章 「ありがとう」と「すみません」で人生が決まる理由

「ありがとう」と「すみません」はどう使い分けるのか
心がこもっていない言葉ほど虚しいものはないという事実
言葉が人を創りその言葉が人の心を動かす
心を取り戻す時代がきた「3つの力」を意識しよう
そもそも人間には根源的に「6つの欲求」がある

コラム 困った状況でも周囲が味方してくれる「ありがとう」と「すみません」

第2章 何気なく思える言葉がもつ「人の心を動かす力」

言葉と気持ちというものは「見返り」を求めるものではない
まずは自分の言動を振り返り相手に嫌な印象を与えないこと
心の底から感情を解放すれば本当の気持ちは自然に伝わる
人間関係に「アイコンタクト」がとても重要である理由とは
言葉磨きは人間磨き、自分を磨けば人生が変わる

コラム 「ありがとう」で見送ったインコのセイちゃん

第3章 ビジネスの評価が上がる2つの言葉の使い分け

「ついていきたい」と思える人は2つの言葉を必ず言っている
「印象がいい人」になるだけで仕事の世界観も大きく変わる
空気を読んで言葉を発することがビジネスでは高く評価される
失敗を無駄にしない「お詫びの質」へのこだわり方
コミュニケーションレス時代の今、人より一歩リードするチャンス

コラム 「専業主婦ママ」と「仕事をもつママ」は2つの言葉で関係がうまくいく

第4章 本当に大切なことは何なのか

他人に期待してはいけない、まずは自分が変わることが第一歩
感謝と謝罪の言葉は言っても減るものじゃない
人間は唯一言葉を使える動物、どう使うかは「あなたしだい」
「自分らしさ」と「自分勝手」はまったく違う
自分のためにではなく「誰かのために」生きる尊さ

コラム 浅はかだった私にお客さまがくれた「ありがとう」

おわりに

作者紹介
七條千恵美

【経歴】元JAL客室乗務員。お客さまから多くの賞賛をいただき、際立った影響力を持つ客室乗務員として「Dream Skyward優秀賞」を受賞、取締役から表彰を受ける。また、TOP VIPフライトの中でも最上級ハンドリングのフライトであった皇室チャーターフライトのメンバーに抜擢された経験を持つ。2010年より2年間、客室教育訓練室のサービス訓練教官として約1000人以上の訓練生を指導。教官としての会社評価は評価最上位に該当するS評価。教官時代、同僚からつけられたあだ名は「気づきの女王」と「身だしなみ隊長」。身だしなみを徹底させることとサービスマインドの授業に定評あり。強い牽引力を持ち「JALフィロソフィ」を浸透させることにも尽力。

【現在】研修講師として活動するため2014年『GLITTER STAGE』を創業、2015年法人化。現在はパナソニック、コーセー、ポーラなどの大手企業から中小企業、商工会、教育機関など多岐にわたり講演や研修を行っている。クライアント様や受講者からは「おもしろい!わかりやすい!熱い!」という声が寄せられている。