『一瞬で心が整う「色」の心理学』(青春出版社)

『一瞬で心が整う「色」の心理学』(青春出版社)

色の力で、仕事・人間関係・暮らしの質を上げる

「あなたのメンタルは、目にする〝色〟で決まる」
そういえるほど、色は無意識のうちに心身へ影響を与えています。在宅ワークの時代、インテリアや服に何色を取り入れるかが大切です。
「快眠に2時間の差!? 寝室に紫と青どっちがいい?」
「色は喫煙率の減少に貢献する?」
「更年期の不調を解消するのに役立つ色とは?」
「病気リスクの軽減、テストステロンをもたらす色」
「片頭痛の頻度と痛みを劇的に和らげる色」
「記憶力の向上に良い色ってどんな色?」
「年間4万円得する!?温度を5度上げる色」
「「ビタミンCの6000倍、抗酸化する赤」その食べ物とは」
など、著者の実践的な経験と大学や研究機関の調査で確認されているデータ、最新の研究報告に基づいたメンタルと健康に効く色の取り扱い方を収録。
日本ユニバーサルカラー協会代表理事 南 涼子著 
2月2日発売

章立て

はじめに 人は、色を知っていても、使う方法を知らない

序章 “色”が、心と体に影響するメカニズム

「集中できない」 「疲れやすい」 「無気力」……、それ、色のせいだった

インテリアでやりがちな「シンプルな白」の思わぬ副作用
色が乏しい空間は健康に悪影響があった

「人間は色に支配されている」とは、どういう意味か?

84%の自殺者を救ったのは、色だった!
脳への道筋でわかる!色が心身に影響するメカニズム
病は色から?色と気分の密接な関係 

明るい、暗い……、色の見え方が、気分で変わっていた?

「悲しいと世の中くすんで見える」は、本当だった
「ある人達」の半生をたどるとわかる、感情と色の関係
SNSの投稿写真で、うつ病が70%わかる?

「身に着ける色」で、何がどう変わる?

1章 〝自分の感情と性質〟 が見える 「色診断」

色で、今の自分の心理が現れる「マッピングカラーワーク」

直感で色を選ぶだけの簡単ワーク
なぜ、色で自分が見えてくるか――「マッピングカラーワーク」の解説

「その色に、どんな意味がある?」惹かれた色から心理が見えてくる

「理想の青」が示す心理
「癒しの緑」が示す心理
「躍動の黄色」が示す心理
「活力のオレンジ」が示す心理
「情熱の赤」が示す心理
「孤高の黒」が示す心理
「控え目の灰色」が示す心理
「純粋の白」が示す心理
「土台の茶色」が示す心理
「幸福のピンク」が示す心理
「幻想の紫」が示す心理

これまでの自分が見えてくる「ヒストリーワーク」

自分のこれまでのカラーがわかるワーク
なぜ、色で自分のこれまでが見えてくるか――「ヒストリーカラーワーク」の解説
色を通した自己分析の例

2章 メンタル不調を整える 「科学的な色使い」

「ストレス」を整える

溜まったストレスを「発散する色」「抑制してしまう色」
対人ストレスを「和らげる色」「さらに過剰にさせる色」

「イライラ」を整える

 ・湧き上がるイライラを「抑える色」「興奮させる色」 ・もやもやする心身を「リフレッシュする色」「さらに濁らせる色」

「プレッシャーや焦り、孤独感」を整える

プレッシャーから「守る色」「悪いイメージを塗り替える方法」
余裕のない心を「整理する色」「さらに曖昧にする色
冷えた孤独感を「温める色」「さらに寂しくさせる色」

「気分の落ち込み、うつ症状」を整える

気分の落ち込みを「解消してポジティブにする色」「さらに暗くする色」
暗い色ばかりの服を着る人が、気を付けること
急に派手な色を選ぶようになったら、ある病気に要注意

「癒しとポジティブ」をもたらす

癒しの色「青、緑、ピンク」を、さらに効果を高める方法
「疲れが残る」「身体がだるい」ときの回復を高める
病気を寄せ付けない、元気でポジティブを呼び込む色

3章 身体を整える 「科学的な色使い」

「仕事・勉強」に効く色の使い方

約2倍の違いがあった!?クリエイティブ、チームワークを高める色
淡い色or 鮮やかな色?学習能力を伸ばしたのは、意外にも……
記憶力を高める筆記用具、青ペンとその使い方

「ダイエットを促進・競技の勝敗を左右する」ウエアの色

「快眠、目覚め」に効く色の使い方

寝室の色を変えただけで、快眠に2時間の差がある?
交感神経を刺激して眠気を覚ます!目覚めの良い色

「冷え性、寒さ」を温める色の使い方

冷え性を和らげる色は、赤だけじゃない?
年間4万円得する!?温度を5度上げる色

「老化を防ぐ、若さを取り戻す」 、意外な色

老化の大敵、紫外線を防ぐのは、黒よりも白のほうが効果的!?
外見も中身も若々しくする万能色とは?
病気リスクの軽減、若々しい能力……、テストステロンをもたらす色

「片頭痛の頻度と痛み」を劇的に和らげる色

4章 身体の内側から心身を整える 「色摂り」

なぜ、健康的な人ほど、食べ物の色にこだわるのか

「何を食べるか」よりも「何色を摂るか」視点でうまくいく
栄養バランスを取りたいなら、5色を摂りなさい
植物だけが持つ「化学物質」、それが健康の処方箋になる?

「若々しさ、気分の落ち込み、冷え性」に困ったら食べる色

「最も若返り効果がある緑」「ビタミンCの6000倍、抗酸化する赤」、その食べ物とは
「落ち込んだ気分を回復する茶色」、その食べ物とは
「血流を整えて冷え性に効く黒」、その食べ物とは

食欲をコントロールする色使いのヒント

「つい、食べたくなる色」 「食欲を減退させる色」とは?
甘い?苦い?同じコーヒーでも、カップで味が変わる?
食べ物が美味しくなる食環境のカラーコーディネート
そのダイニングの色、料理を不味くさせているかもしれません
食器、テーブルクロス……。色を意識すると料理がもっと美味くなります

料理がもっと美味しく見える、盛り付け配色テクニック

真逆の配色で、料理を引き立たせる〈補色調和〉
同系色で、料理を上品でスタイリッシュになる〈類似色・同系色調和〉
視線の流れで、食欲を湧かせる食事を置く〈Zの法則〉

「食欲を操りダイエット」を促す色の使い方

「小食にするのは青が最適」ではなかった!?
ファッションモデルも取り入れている「科学的に空腹を感じさせない色」

おわりに 色は、自分を理解し、自身の声に耳を傾けるツール

作者紹介
南   涼子 

一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会代表理事
健康検定協会理事

介護福祉と医療分野の色彩を専門とする色彩専門家・カラーコンルタント。高齢者や認知症を対象とする色彩の研究に取り組み、日本で唯一の「ユニバーサルカラー」を考案し、高齢者施設、医療施設、製品の色彩監修と提案を行う傍ら、「介護と色彩」「健康と色彩」「医療と色彩」等をテーマとした、全国各地での講演、講座、執筆を行っている。2003年日本ユニバーサルカラー協会を設立。2010年同協会を一般社団法人化し、代表理事を務める。TV、ラジオ、新聞、雑誌など各メディアにて数多く紹介されている。

著書は介護に役立つ「色彩」活用術(現代書林)、介護力を高めるカラーコーディネート術(中央法規)