ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識ポジショナルプレー実践法
日本ではまだ珍しいサッカー攻撃の概念・ポジショナルプレーを取り入れた戦術書。スペインのプロチームでコーチライセンスを獲得した著者が、サッカーを勉強したい学生や指導者、日本式ではなく世界のトップシーンで導入されている新しいサッカーの攻撃方法を実践したいと思っている方々のために、ポジショナルプレーを実践するための方法としてダイヤモンド・オフェンスを伝授します。
ボール保持者に「5つの プレーオプション」を近くにいるチームメートが提供すると、ダイヤモンドの形がいくつもグラウンドにできます。
攻撃側がボールを動かし、アクションを起こすことによって、相手がリアクションする、そうすると、どこかに新たなスペースが生まれます。その空いたスペースを利用して、次のプレーを即興的に選択する攻撃方法がダイヤモンド・オフェンス です。
是非、ヨーロッパで常識となっている組織的な攻撃方法ポジショナルプレーを実践するための方法論「ダイヤモンドオフェンス」 を読んでみてください。
章立て
プロローグ
第1章ダイヤモンド・オフェンス の基本
01:ダイヤモンド・オフェンスを理解するためのグラウンドのゾーンとレーン
02:ダイヤモンド・オフェンスとは何か?
03:ダイヤモンド・オフェンスは即興プレー
04:ポジショナルプレーの概念
05:正しいポジションを取る
06:フリーマンを探せ
07:ダイヤモンド・オフェンスのスタートはサイド
08:4つのパスコースオプション
09:パスの7原則
10:正方形やトライアングルではなくダイヤモンドである理由
11:ハーフスペースからサイドレーンにパスをする理由
第2章 ゾーンディフェンス攻略法
01:ゾーンディフェンスを攻略する4つの攻撃方法
02:オーバーロード
03:フリープレー
04:相手の守備と逆の配置の攻撃
05:相手の守備と同じ配置の攻撃
06:相手の背後、ライン間、ライン上にポジションを取る
07:ライン間、ライン上に入るときのスピード
08:3人目の動きを使ってフリーマンへボールを渡す
09:4つのラインを作って攻撃する
10:ボール保持者は相手を引きつける
第3章 ダイヤモンド・オフェンスの実践
01:どのようにファイナルゾーンを攻略するのか(ゾーン3のセットオフェンス)
02:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第1オプション(ポストプレー)
03:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第2オプション(バックパス)
04:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第3オプション(ライン間)
05:サイドレーンダイヤモンドシリーズ第4オプション(縦パス)
06:パスアウト(静的な配置からスペースを作り利用する)
07:ポジションサッカーの実践(相手の守備と同じ配置の攻撃)
08:ボール出しダイヤモンドシリーズ(ゾーン1からゾーン2へ入る)
09:ボール出しダイレクトプレー(相手の攻撃的プレッシングに対応する)
10:前進パスアウト
11:前進サイドチェンジローテーション
12:ダイレクトプレー(ロングボールを相手の背後へ)
第4章 ダイヤモンド・オフェンス のトレーニング方法
01:サッカー選手をダイナミックシステムとして理解する
02:フランシスコ・セイルーロが提案した選手の8つの構造
03:選手は異なる最適化をする
04:認知構造(チームの戦略・戦術の最適化)
05:社会的感情構造(チームの戦略・戦術の最適化)
06:構造化トレーニング
エピローグ
無料プレゼント
この本には、ページ数の都合上どうしても入れることができなく、削除した章があります。その中から、ダイヤモンドオフェンスの応用編として
『ポストゼロ(動的な配置からスペースを作り利用する)』のPDFを無料プレゼントします。
「ポストゼロ」は、相手のライン間(DFラインとMFラインの間)が狭く、ポストプレーをするスペースがない場合に、相手DFラインの背後を取ることを目的とした、スペースを作り、利用するプレーオプションです。
私も日々ダイヤモンドオフェンス 実践し、ブラッシュアップしています。
作者紹介
坂本 圭
サッカー研究家・コーチ
スペイン(バルセロナ)で、スペインサッカーコーチングコースレベル3(日本のS級相当)取得。
サッカーにおけるポジショナルプレーを研究、実践中。
フランシスコ・セイルーロ(FCバルセロナフィジカルコーチ・大学教授)のトレーニング理論の論文を翻訳し、研究している。
著書『ダイヤモンドオフェンス サッカーの新常識ポジショナルプレー実践法』