礼節を磨くとなぜ人が集まるのか

礼節を磨くとなぜ人が集まるのか

どんなに時代が変わっても礼節のある人は「あなたについていきたい!」「あなたなら安心して仕事を任せられる」「あなたなら他の人にも紹介したい!」という感情を抱かせるものです。相手が誰であっても敬意を払うことで「この人は自分のことを大切にしてくれる」という気持ち、想い、心が伝わります。著者がこれまで出会ってきた多くの方々とのエピソードを交えて書きあげた一冊です!仕事でさらに活躍したい方、プライベートでの人間関係を充実させたい方に届きますように。

章立て

はじめに 礼節とは、相手を想う心が形になったもの

第1章 礼節がある人だけが受け取れる6つのギフト

礼節のある人は敵を作らない
礼節がある人は一目置かれる
礼節がある人は「受け取り上手」で得をする
礼節がある人はチームの士気を高める
礼節がある人は誰かが助けてくれる
礼節がある人は温かい応援を引き寄せる

第2章 私が見てきた最高の礼節

チームに安心感とやる気を与えた機長の気づかい
お辞儀ひとつで改革への情熱を示した稲盛会長
部下にもキッパリと謝罪をした上司の姿勢
機内で倒れた大企業副社長からの手紙
組織トップが見せた真摯に話を聞く姿
「しないこと」もひとつの礼節
先入観をもったり決めつけたりしない
礼節のある人は当たり前の基準が高い

第3章 礼節を表現する具体的な方法

礼節以前のあいさつの基本
身だしなみは「あなたのために時間と手間をかけました」というメッセージ
知らずにやっていませんか?誤解を招く態度や表情
「相手の目を見て話を聞く」は標準装備
笑顔には「足し算」と「引き算」がある
書いたものを他人に読んでもらうときの礼節
相手の時間を奪わないように配慮する
相手へのお誘いには「逃げ道」をつくっておく
相手に気を使わせないようにするのもひとつの礼節
ビジネスマナーに固執しすぎてはいけない
クレームへの上手な対応は「具体性」がポイント
相手の立場になって「行動」や「感情」に想いを寄せる
部下を「伸ばすほめ方」と「ダメにするほめ方」
無意識のうちに相手の意見を否定していませんか?
返事ひとつで相手との関係性は180度変わる
相手の話を受け入れていることを伝える
SNSを通じても感じる「品格」と「安心」
難しい相手にも伝わる言い方の工夫

第4章 礼節のない人にはどう対処すればいいか

世の中には平気で嘘をつく利己的な人がいる
わざと無視をする人に出会ったら
約束を守らない人にはどう対処する?
威圧的な態度をとる人、威圧的な言い方をする人
「行儀が悪い人」に伝わる言い方
知識をひけらかすと礼節を失う

第5章 いつでも心穏やかでいるための考え方

譲るだけが礼節ではない
不確かな情報やウワサに振り回されない
「何のためにやるのか」という優先順位を考える
「イヤな相手」の背景を想像する
うまくいかないことも、いい意味であきらめる
自分軸はぶらさない。でも、しなやかに

作者紹介
七條千恵美

【経歴】元JAL客室乗務員。お客さまから多くの賞賛をいただき、際立った影響力を持つ客室乗務員として「Dream Skyward優秀賞」を受賞、取締役から表彰を受ける。また、TOP VIPフライトの中でも最上級ハンドリングのフライトであった皇室チャーターフライトのメンバーに抜擢された経験を持つ。2010年より2年間、客室教育訓練室のサービス訓練教官として約1000人以上の訓練生を指導。教官としての会社評価は評価最上位に該当するS評価。教官時代、同僚からつけられたあだ名は「気づきの女王」と「身だしなみ隊長」。身だしなみを徹底させることとサービスマインドの授業に定評あり。強い牽引力を持ち「JALフィロソフィ」を浸透させることにも尽力。

【現在】研修講師として活動するため2014年『GLITTER STAGE』を創業、2015年法人化。現在はパナソニック、コーセー、ポーラなどの大手企業から中小企業、商工会、教育機関など多岐にわたり講演や研修を行っている。クライアント様や受講者からは「おもしろい!わかりやすい!熱い!」という声が寄せられている。