図解でわかる 棚卸資産の実務 いちばん最初に読む本

図解でわかる 棚卸資産の実務 いちばん最初に読む本

会計・税務の基礎知識からかしこい評価・管理のしかたまでこれならやさしく理解できる!

◎「棚卸資産」とは、販売する目的で製造したり仕入れたりして“保有している"製品や商品、仕掛品、原材料などをいいます。会社は売るものがなければ儲けることはできませんから、棚卸資産は「利益を産む源泉」といえるのです。
◎したがって、棚卸資産の増加は利益の獲得につながるわけですが、棚卸資産が増えれば売れ残りのリスクも高まります。棚卸資産を管理・保管するための費用も増大します。そうなると当然、経営は苦しくなります。つまり、棚卸資産がどのくらいあるかということは、決算にも大きく影響しますから、「どのように評価するか」(評価額をいくらにするか)および「いかに管理するか」ということは、経営にとって非常に重要なポイントなのです。
◎本書は、経営にとって不可欠の知識である「棚卸資産」について、会計・税務の基礎知識から、評価方法、実地棚卸や管理のしかた、そして経営の観点からの管理手法まで、イラスト図解でやさしく解説する本。経理担当者はもとより、経営者、役員、管理職、そして工場などの現場のリーダー、担当者にも必読の入門実務書です。

章立て

1章 そもそも「棚卸資産」とはどんな資産なのか

1-1 棚卸資産の意義とは何か

1-2 棚卸資産は利益の源泉である!

1-3 棚卸資産の定義を理解しておこう

1-4 棚卸資産の評価はどのように行なうのか

1-5 棚卸資産はどのように管理するのか

1-6 棚卸資産には内部統制が必要

2章 棚卸資産に関する会計の取扱い

2-1 棚卸資産の範囲はどうなっているか

2-2 棚卸資産の保有目的は何か

2-3 棚卸資産に関する会計基準

2-4 工事契約会計基準とは何か

2-5 販売用不動産の取扱い

2-6 ソフトウェアの取扱い

2-7 商品、製品の取扱い

2-8 半製品、仕掛品の取扱い

2-9 材料、原料、貯蔵品の取扱い

2-10 副産物、連産品、作業くず、仕損品の取扱い

2-11 未着品、積送品の取扱い

3章 棚卸資産はどのように評価するのか

3-1 棚卸資産の評価基準のあらまし

3-2 「取得原価」の計算のしかた

3-3 「付随費用」とはどんな費用をいうのか

3-4 「時価」とは何か

3-5 「正味売却価額」とは何か

3-6 正味売却価額の評価のタイミング

3-7 複数の市場があるときの売価の決め方

3-8 評価額の切下げと費用計上

3-9 定価法による場合の洗替え法と切放し法

3-10 営業循環過程から外れた棚卸資産

3-11 正味売却価額がマイナスの場合の対応

3-12 再調達原価を時価とするときは

3-13 評価額を切り下げるときの単位は?

3-14 棚卸資産の評価方法のあらまし

3-15 「個別法」による評価のしかた

3-16 「先入先出法」による評価のしかた

3-17 「平均原価法」による評価のしかた

3-18 「売価還元法」による評価のしかた

3-19 「最終仕入原価法」による評価のしかた

3-20 「売価還元低価法」による評価のしかた

4章 棚卸資産の評価額に関係する原価計算のしくみ

4-1 そもそも原価計算とは何か

4-2 原価とは何か

4-3 賦課と配賦について知っておこう

4-4 個別原価計算と総合原価計算

4-5 総合原価計算の種類

4-6 実際原価計算と標準原価計算

4-7 標準原価計算と原価差異の発生

4-8 全部原価計算と直接原価計算

5章 棚卸資産に関する税務の取扱い

5-1 税務上の「取得原価」とは

5-2 税務上の「原価差額」の取扱い

5-3 税務上の評価基準と評価方法

5-4 税務上の「時価」とは何か

5-5 税務上の評価の区分と洗替え

5-6 棚卸資産の評価損の処理のしかた

5-7 「中小指針」「中小要領」とは何か

5-8 中小指針と中小要領の相違点

6章 棚卸資産の管理のしかたと内部統制

6-1 棚卸資産管理に必要な内部統制

6-2 棚卸資産に関する内部統制

6-3 棚卸資産のプロセスにはさまざまなリスクがある

6-4 規程類の整備を行う

6-5 棚卸資産に関する規程の体系

6-6 継続記録法と棚卸計算法

7章 実地棚卸の効率のよいすすめ方

7-1 実地棚卸はなぜ行うのか

7-2 実地棚卸によって利益が確定する

7-3 実地棚卸で数量を確定させる

7-4 実地棚卸の際に準備するもの

7-5 実地棚卸を実施する際の注意点

7-6 一斉棚卸と循環棚卸

7-7 5SとSNPの活用

8章 棚卸資産に関する特殊な取扱い

8-1 IFRSと棚卸資産会計基準との関係

8-2 IFRSと棚卸資産会計基準の相違点

8-3 トレーディング目的で保有する棚卸資産の取扱い

8-4 工事契約に関する会計処理の注意点

8-5 工事契約に関する税務の取扱い

8-6 販売用不動産に関する会計処理の注意点

8-7 販売用不動産の時価とは

8-8 FOB、CRF、CIFとは何か

8-9 貿易取引における棚卸資産の移転

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作者紹介
六角明雄

栃木県出身。岩手大学卒業(経営学、組織論、会計学専攻)。中小企業診断士、ITコーディネータ。地方銀行勤務を経て、東京都中央区に中小企業診断士六角明雄事務所開設。現在に至る。資金調達支援、事業計画立案支援、幹部育成などの分野で、主に首都圏の会社の支援に携わる。